プリント基板の層数は偶数になるものが圧倒的に多い?!


プリント基板の層数はなぜ偶数になる?
 こんにちは! 設計ネット通販『ネクストキーバン』の田中です。

 プリント基板のパターン設計をする会社なので、プリント基板のパターン設計(アートワークともいいますね)について話をスタートさせたいのですが、パターン設計はプリント基板を作るためにあるものなので、はじめのうちはプリント基板(生板)から始めます。

 プリント基板は、2層板/両面板、4層板、6層板のように、片面板やフレキ(FPC)基板や特殊基板(アルミなど)を除いて、偶数数字で層数が表されます。

ちなみに、板はイタとは読まず”バン”と読みます。(2ソウバン/リョウメンバン、4ソウバンのように。)
ですが、前述させた”生板”は”ナマイタ”と読ませます。。。
なぜ様々な加工プロセスを経て製造されるプリント基板が”生”板なのかは、おいおいに。。。

 本題ですが、銅の層の数で表すからなのです。

片面板は、表裏のどちらかの片方にしか銅の層がないので、片面となります。
両面板は、表裏の両方(2面)に銅の層があるから、両面(2層)となります。

4層板や6層板を作ってから、表裏のどちらかの層の銅を剥離(なくして)してしまえば、
3層板や5層板はできるのですが、使用している材料(ガラスエポキシ樹脂)の性質から、
銅が無いと収縮する力に負けてしまい、プリント基板が反りや湾曲を起こして、
部品実装への悪影響や筐体に組み込めないといった不具合を誘発させます。
同じ応力が内層層でも発生するので、サンドイッチのように銅ではさんでいる必要があります。

 なので、表裏のどちらかの層が信号線や電源層として使わないから銅は要らない構想だとしても、
銅の層が必要となり、偶数の層数となってしまいます。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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